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複数のドッグフードを混ぜるメリット・デメリットは?注意点も解説

複数のドッグフードを混ぜるメリット・デメリットは?注意点も解説!

この記事では下記の役立つ情報を紹介しています。

  • 複数のドッグフードを混ぜても良いのかという疑問に対する回答
  • 複数のドッグフードを混ぜ合わせることのメリット・デメリット
  • 注意点とポイント
  • 混ぜ合わせてもいい食べ物の例

栄養面や食いつきなどの理由から複数のドッグフードを混ぜて犬に食べさせたいと考えている人は、最後まで読むことで疑問や悩みを全て解決することができます。

是非参考にして、大切なワンちゃんの健康的な食生活のために役立ててください。
もくじ

混ぜて与えても良いの?複数のドッグフードを混ぜること

基本的に問題なし!

複数のドッグフードを混ぜることは、結論から言うと基本的に問題はありません。

というのも、メーカーによってドッグフードの品質は多少異なりますが栄養バランスについては考えたられた上で作られているので、あるメーカーのドッグフードを混ぜたからといって極端に不足する栄養素があったり、栄養バランスが著しく崩れてしまったりする心配はないからです。

たとえばドッグフードの残りが少ないときに他のメーカーのドッグフードを混ぜて量を増やして食べさせたりしても、それだけで栄養面で大きな問題が怒るということは考えにくいです。

適切な量を意識しよう

これまで食べていたドッグフードに新しく食べるドッグフードを混ぜる時、いきなり大量に混ぜると味や匂いの違いを感じて拒否することもありますし、下痢などお腹の調子が悪くなることがあります。

そのため、混ぜる量・割合は慎重に増やしていく必要があります。

最初は少しだけこれまで食べていたドッグフードに混ぜてみて、様子を見て食いつきや食欲に特に問題がなさそうであれば、次第に混ぜる量・割合を増やしていきましょう。

そうすれば徐々に新しい種類のドッグフードに切り替えることができます。

また、複数のドッグフードを混ぜることで全体の量が普段食べている量より増えてしまうと食べ過ぎになってしまうので注意が必要です。
全体の量がいつも食べている量と変わらないように気をつけながら適切な量のドッグフードを混ぜるようにしてください。

病気の治療中はおすすめできない

病気の治療中は決められた食事を与えなければならないので、自己判断で違う種類のドッグフードを混ぜることで治療に悪影響を及ぼす可能性があります。

健康状態に問題がある場合に食事量を増やしたりすることも危険です。

病気などの治療をしている犬には、自己判断で複数の種類のドッグフードを与えないようにしてください。

もし現在食べさせているドッグフードに食いつきが悪い、健康面で心配があるという場合は、獣医師に相談した上で食事内容を変えるようにしてください。

他の種類のドッグフードを急に食べさせると体に合わないこともあるので、獣医師のアドバイスや指示に従い少しずつ様子を見ながら与えるようにしましょう。

混ぜ合わせる事のメリット・デメリット

複数のドッグフードを混ぜるメリットとは

複数のドッグフードを混ぜることには、以下のようなメリットがあります。

飽きにくく食いつきがよくなる

犬も人間と同じで、毎日同じドッグフードばかり食べているとどうしても飽きてしまい、最初に与えた頃よりも食いつきが悪くなり食べる量が減ってしまう犬もいます。

そんな時に、いつもと違う香りや形状のドッグフードを与えることで、新鮮に感じて食いつきがよくなりたくさん食べてくれる可能性があります。

新しいドッグフードに切り替えやすくなる

栄養バランスの問題でこれまでとは違うドッグフードに切り替えなければならなくなることがあります。

しかし急に違うドッグフードに切り替えてしまうと犬も戸惑ってしまい、香りが違うことで食べなくなってしまうことがあります。

また、これまで食べたことのないドッグフードには合わない成分が含まれていて、最初からたくさん食べるとアレルギーなどにより体調を崩すことも考えられます。

そのため、まずはいきなり新しいドッグフードだけを与えるのではなく、いつものドッグフードに少しだけ新しいドッグフードを混ぜて食べさせることをおすすめします。

急激な変化がなく、いつものドッグフードに混ざってことで犬も自然と受け入れやすいです。

もし体に合わない成分が含まれていても、少量だけなら深刻な健康被害になる前にやめることができます。

新しいドッグフードに切り替える際には、まずは犬の様子や体調を見ながら少しずつ混ぜて徐々に量を増やしていきましょう。

足りない栄養素を補うことができる

どのドッグフードも栄養バランスについてはよく考えられて作られていますが、犬によっては特にしっかり摂取したい栄養素もあります。

もし特に必要な栄養素があれば、成分を確認した上で特化したドッグフードをプラスすることで効果的に摂取することができ、健康面で良い影響が期待できます。

たとえばタンパク質が多く脂質が少ないドッグフードを食べさせている場合、逆にタンパク質が少なく脂質が多いドッグフードを混ぜることで栄養バランスは良くなります。

とはいえ、あやふやな知識や自己判断では失敗することもあるので、疑問な点や不安なことがある場合には獣医師など専門家にアドバイスを求めることをおすすめします。

複数のドッグフードを混ぜるデメリットとは

アレルギーの原因が特定できない

複数のドッグフードを混ぜて食べさせてもしアレルギー反応による大体調不良が起こった場合、どのドッグフードが体に合わなかったのか、アレルギーの原因となる食物を特定することができないという問題があります。

1種類のドッグフードだけを食べてアレルギー反応が起こった場合は、アレルギーとなる成分の特定がしやすく、そのドッグフードを避けるという対策を取ることができます。

もし複数のドッグフードを混ぜて食べさせた結果、犬にアレルギー症状・体調不良が起こった場合には、複数のドッグフードを混ぜるのはやめてまずは1種類のドッグフードを少しずつ慎重に与えるようにしてください。

混ぜ合わせることで食べなくなる可能性がある

犬の嗅覚は非常に優れているので、いつもと違うドッグフードを混ぜることで違和感を感じたり、好みの香りではなく食べなくなったりする可能性があります。

普段食べているドッグフードに飽きて食いつきが悪くなった時に、違うドッグフードを混ぜることで興味を示したり、好みの香りで食いつきがよくなったりする可能性もありますが、逆のパターンもありえるのです。

混ぜることでますます食べるのが嫌になり、ドッグフード自体を拒否されてしまう恐れもあるので無理強いは禁物です。

ガスが溜まることがある

ドッグフードは種類によっては消化吸収率が異なるため、混ぜ合わせることで体の中でガスが溜まりやすくなることがあります。

複数のドッグフードを混ぜて食べさる時には、嘔吐や下痢といった体調不良が見られたり、食欲がなくなるなどの変化がないかを注意して観察する必要があります。

注意点はこれ!ドッグフードを混ぜるポイントとは

栄養やカロリーなどはバランスよく

複数のドッグフードを混ぜて食べさせる場合に、特に注意しなければならないのは栄養バランスやカロリーです。

よく考えずにとりあえず複数のドッグフードを混ぜると、栄養バランスが偏ったりカロリーが適切ではないことがあります。

成分表示をよく確認して、トータルで見た場合の栄養バランスやカロリーに気をつけて与えなければなりません。

1種類のドッグフードを食べさせるよりも手間をかける必要があるということを頭に入れておきましょう。

徐々に混ぜる割合を増やす

いつも食べているドッグフードに急に違うドッグフードを混ぜると、アレルギーなどが原因で体調を崩してしまうことがあります。

犬の体調に変化がないか、下痢や嘔吐などの症状がないか様子を見ながら、少しずつ徐々に混ぜる量を増やしていくことをおすすめします。

また、体調面で問題はなくても、違う種類のドッグフードを混ぜることで味や香りに違和感を感じて食べなくなってしまう犬もいます。

しかし、最初はまず少しだけ混ぜるだけにすれば食べてくれる可能性があります。

順調に体調不良も嫌がる様子もなく食べていることを確認しながら、混ぜる割合を増やしていけば安全に食べさせることができます。

食事療法食には混ぜない

病気などの理由で食事療法をしている場合は、普段食べさせている食事に違うドッグフードを混ぜてはいけません。

食事療法中の犬には、普通の犬と違った栄養素を多く与えなければならなかったり、カロリー摂取量も制限されていたりもします。

勝手に複数のドッグフードを混ぜてしまうと、栄養バランスが悪くなり必要な栄養素を十分に摂取できなくなることがあります。

もし普段と違うドッグフードを食べさせたいと考えているのなら、主治医などに相談してから取り入れた方が安全です。

何のために混ぜるのか?目的をはっきりと!

複数のドッグフードを混ぜる場合は、なぜそうしなければならないのか目的をはっきりさせる必要があります。

ドッグフードは犬に必要な栄養バランスやカロリーをよく考えられた上で作られているので、本来複数を混ぜて食べさせる必要がありません。

理由や目的もなくただなんとなく複数のドッグフードを与えてしまうと、栄養バランスに崩れや偏りが生じたりアレルギーのリスクがあったりと犬にとってはデメリットがあります。

必要な栄養素が1種類のドッグフードだけでは不十分だから、食いつきが悪くなってきたから違うドッグフードも試したいから、など理由や目的をはっきりさせた上で、適切なドッグフードを少しずつ混ぜるとこから始めてください。

「フードローテーション」を検討するのもあり

複数のドッグフードを試したいと考えている場合には、必ずしも混ぜ合わせる必要はなく、1種類ずつを一定期間与えてみるというフードローテーションという方法があります。

最初から混ぜてしまうと、好みに合わずこれまで食べていたドッグフードまで食べなくなってしまうことがありますが、1種類ずつ順番に食べさせてみて拒否するものがあれば、それだけを食べさせないようにするだけで済みます。

アレルギー反応が出た場合にも、1種類しか食べさせていなければ原因となる成分をすぐに特定することができます。

栄養バランスやカロリーも、パッケージに記載されているそのままを摂取することになるので頭を悩ませる必要がありません。

缶詰・ウェットフードもOK!混ぜていいもの

リッチ感をプラス!ドライフード×ウェットフード

ドッグフードにはカリカリした歯応えのあるドライフードと、水分が多くリッチな香りのあるウェットフードがあります。

一般的にはコストパフォーマンスのいいドライフードを与えられている犬が多いですが、飽きて食いつきが悪くなってきたら犬の食欲をそそるウェットフードをプラスするのも効果的です。

ウェットフードを食べる際に、あまり食べなくなっていたドライフードも食べてくれることが期待できます。
ただし、ウェットフードは歯につきやすいので、口の中のトラブルを避けるためにも食後のケアにも気をつけてあげましょう。

柔らかくして風味UP!水、ミルク

ドライフードのドッグフードはそのままでは水分が少ないですが、水やミルクを加えると柔らかくて食べやすくなり、香りもより感じやすくなります。

もし犬が食べづらそうにしていたら、水またはミルクでふやかしてあげると食いつきがよくなる可能性があります。

ただし、ミルクは必ず犬用のものを使用してください。

人間の飲む牛乳には犬に合わない成分が含まれているので避けましょう。

トッピングで食いつきUP!

犬の食いつきをよくするという目的であれば、複数のドッグフードを混ぜ合わせるという方法以外に、普段食べているドッグフードにトッピングを加えるという方法も効果的です。

ドッグフードに追加できるトッピングには、犬用のチーズや乾燥ささみ、かつおだしなどがあります。

ただ、このトッピングにも栄養素やカロリーがあるので、バランスが悪くなったり一部の栄養が過多になったりすることがいように気をつけたりしながら与えることが大切です。

栄養をプラス!野菜・肉類・白米も

人間の食べる食べ物には、犬に与えてはいけないものもあるので、安易にドッグフードに加えてはいけません。

ただし、野菜・肉類には犬に与えても問題のないものもあり、白米も犬が食べられる食材です。

野菜で犬が食べられるのは、キャベツ・トマト・ブロッコリー・じゃがいも・さつまいも・にんじん・きゅうりなどです。

食べさせ方としては、柔らかく茹でたものを少しずつ与えるようにしてください。

肉類で犬が食べやすいのは鶏肉で、食べさせる時はささみ・むね肉・もも肉などを茹でて少しずつ与えます。

アレルギー症状が出る恐れもあるので、まずは少量ずつ食べさせてみましょう。
白米はドッグフードに混ぜても大丈夫ですが、糖質が多いため太りすぎを避けるためにも、1日のうちで与える量に注意してください。(1日の摂取カロリーの10%以内が理想的)

よくある質問(Q&A)

ドッグフードをコロコロ変えてもいいですか?

ドッグフードを頻繁に変えることはあまりおすすめはできません。

頻繁にドッグフードの種類を変えることで内臓への負担がかかったり、栄養バランスもしょっちゅう変わることになるので、健康面を考えると種類を変えるのは必要な時にした方が良いでしょう。

犬のドッグフードはどのくらいの頻度で変えるべき?

ドッグフードの種類は基本的に変える必要はありません。

年齢の変化に応じて・健康面の悩みがある時・食いつきが悪くなった時・フードの成分や品質が適切でないと感じた時などには、違う種類のドッグフードを食べさせることを検討してみても良いでしょう。

犬の手作りご飯はドッグフードと併用できますか?

栄養バランスを考えた上で問題がなければ、手作りご飯とドッグフードと併用しても大丈夫です。

犬にドライフードとウェットフードを与える割合は?

犬の好みや必要としている栄養素などによっても異なりますが、理想的な割合としてはドライフード 75% 、ウェットフード 25%が目安となります。

複数のドッグフードまとめ

複数のドッグフードを混ぜて犬に食べさせることは可能で、栄養面や食いつきなどを改善できるというメリットがあります。

ただし、やみくもに混ぜて与えるのではなく、理由や目的に応じて栄養バランスをよく考えて慎重に食べさせる必要があります。

複数のドッグフードを食べさせる場合には、この記事で説明した内容を頭に入れた上でドッグフードを選び、まずは少量ずつ様子を見ながら食べさせてみてください。
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