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ドッグフードの冷凍保存方法を種類別に解説!注意点や解凍のコツも紹介

ドッグフードの冷凍保存方法を種類別に解説!注意点や解凍のコツも紹介
愛犬のために買ったドッグフードを冷凍保存する方法を知りたい。

そんな皆さんに向けて、この記事では、ドッグフードの冷凍保存に関する情報を独自調査した結果を紹介しています。

ドッグフードの種類別の保存方法はもちろん、上手に保存するためのポイントや注意点、おすすめの解凍方法もこの記事を読めばわかります。

ドッグフードの冷凍保存は、品質劣化を防ぎやすい優れた方法です。

愛犬のドッグフードの最適な保存法の選択肢のひとつとして、この記事を参考にしてもらえたら嬉しいです。
もくじ

ドッグフードのタイプ別冷凍保存方法

最適な冷凍保存の方法は、ドッグフードのタイプによって少しずつ違います。

以下で、ドライフード・ウェットフードや缶詰・手作りフード別の、おすすめの冷凍保存方法を紹介しています。

ドライフードを冷凍庫で保存する方法

ドライフードは湿気に弱いです。

そのため、ドライタイプのドッグフードは、フリーザーバッグなどに小分けし、できるだけ空気を抜いた状態で冷凍しましょう。

これにより、冷凍したドライフードを酸化や湿気から守れます。

また、小分けしておけば、冷凍庫から出し入れする回数を減らせ、品質が落ちる原因を減らせます。

少し手間はかかりますが、ドッグフードの入った袋のまま冷凍庫に入れるのはやめましょう。

数回、できれば1回で愛犬が食べきれる量を密閉性の高い袋に小分けして冷凍するのがおすすめです。

ウェットフード・缶詰のドッグフードを冷凍庫で保存する方法

ウェットフードや缶詰のドッグフードを冷凍庫で保存する場合、一食分を目安にラップに包んで冷凍するのがおすすめです。

特に、缶詰はそのまま冷凍すると、缶が破裂する危険があるので絶対にやめましょう。

水分量が多くてラップに包みにくい場合、氷を作るときに使う製氷皿を活用すると少量ずつに分けやすくなります。

製氷皿1個あたりのグラム数を計っておけば、一度の食事量をいちいち計量せず保管できて便利です。

合わせて、製氷皿の表面はドッグフードが空気にできるだけふれないようラップで覆うようにしてください。

これにより、ウェットフードならではの魅力である風味が落ちにくくなります。

手作りドッグフードを冷凍庫で保存する方法

手作りフードについては、一食分ずつに小分けして、フリーザーバッグや密閉性の高い容器に入れて冷凍保存するのがおすすめです。

一食分ずつに分けておくと、必要な分だけ簡単に解凍でき便利です。

また、フードを入れた袋や容器はできるだけ平らに保ちやすい場所に置きましょう。

このひと工夫をすると、冷凍庫のスペースを有効活用できるうえにフードを均一に解凍しやすくなり、手作りフードの美味しさが損なわれにくくなります。

冷凍したらドッグフードの賞味期限は長くなる?

冷凍庫のような低温な環境は、雑菌が繁殖しにくいです。

そのため、冷凍庫で保管すればフードの安全性を長期的に保ちやすくなります。

雑菌が繁殖しやすい湿気の高い時期や暑い時期でも、冷凍庫に入れておけば品質が落ちにくく安心です。

虫やカビの発生も、室内に比べて冷凍庫内のほうが防ぎやすい環境が整っています。

このようにドッグフードの冷凍保存には、品質の長期的な安定を見込めるさまざまなメリットがあるのは事実です。

ただ、だからといって賞味期限が無限に長くなるわけではありません。

基本的には、メーカーが設定した賞味期限内にいずれのドッグフードも使い切るようにしましょう。

これは、ドライフードもウェットフードも、缶詰に入ったドッグフードも同じです。

特に手作りフードについては、より一層慎重に、できるだけ早めに使い切るのが無難です。

賞味期限内に消費することは、フードの栄養価を最大限享受するうえで欠かせないことです。

冷凍庫で保管したからといって、ドッグフードは確実に劣化します。

愛犬の健康のためにも、品質に不安のあるドッグフードをあげるのは絶対にやめましょう。
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ドッグフードを冷凍する際の注意点

ドッグフードの冷凍保存にはさまざまなメリットがあり、おすすめできる保存方法です。

ただ、ドッグフードを冷凍保存する前に知っておくべき注意点がいくつかあります。

具体的には、以下8点に注意が必要です。

以下で、ドッグフードを冷凍する際に知っておきたい注意点8個の詳細を解説しています。

注意点①:賞味期限内を目安に早めに使い切る

繰り返しになりますが、冷凍したからといって、賞味期限が無限に延びるわけではありません。

基本、冷凍したドッグフードもできるだけ早めに食べきるのがおすすめです。

長くても、そのドッグフードにメーカーが定めた賞味期限内に使い切るようにしてください。

冷凍庫に入れたほうが雑菌の繁殖や虫やカビの発生を防ぎやすくなるものの、一切劣化しなくなるわけではありません。

メーカー推奨の賞味期限を目安に食べきりましょう。

また、賞味期限は未開封時に適応される期限にすぎない点にも注意が必要です。

かなり長めに設定されている場合、賞味期限内であってもドライフードであれば冷凍後約半年、ウェットフードや手作りフードの場合は約3か月を目安に消費しきるのが無難です。

注意点②:再冷凍は避ける

一度解凍したドッグフードを使わなかったことを理由に、再冷凍するのはやめましょう。

再冷凍すると風味や栄養価が損なわれるだけでなく、雑菌が繁殖するリスクが高まります。

美味しさ的にも衛生的にも好ましくない再冷凍は、基本NGです。

これはドッグフードに限らず、すべての食品に言えることです。

また、一度凍らせたドッグフードを解凍したら、できるだけ早めに消費することも大切です。

解凍後時間が経てば経つほど、風味が落ち美味しさが損なわれるうえに、食中毒のリスクも上がります。

愛犬にリスクを負わせないためにも、解凍したドッグフードはできるだけすぐ消費するようにしましょう。

注意点③:空気にできるだけ触れさせない

空気は、ドッグフードの品質を低下させる大きな要因のひとつです。

ドッグフードが空気に触れて酸化すると、風味や品質が損なわれます。

常温に比べて冷凍庫内は酸化が起こりにくい環境ではあるものの、一切起きないわけではありません。

空気に触れている部分は、徐々にではあるものの確実に酸化します。

ドッグフードの酸化をできるだけ防ぐためにも、密閉性の高い容器やフリーザーバッグなどに入れて冷凍保存するようにしましょう。

合わせて、冷凍前にできるだけ容器内や袋内の空気を抜くことも大切です。

ドッグフードの品質をできるだけ良い状態に保つためにも、空気にできるだけ触れないように冷凍保管しましょう。

注意点④:冷凍庫の温度をしっかり管理する

冷凍庫の温度は、マイナス18度以下を維持することが重要です。

温度が上がってしまうと冷凍したドッグフードが部分的に溶け、品質が劣化する原因になるためです。

特に、暑い時期に冷凍庫の開け閉めを頻繁に行うと、庫内の温度が簡単に上昇してしまいます。

ドッグフードを含めた冷凍庫で保管した食材の品質や鮮度をしっかり維持するためにも、冷凍庫の温度管理はしっかり行いましょう。

ちなみに、一般的に冷凍庫内は隙間なく詰めるほど効率的かつ安定的に温度が保てると言われています。

冷凍庫内をきれいに整理整頓しておくことも大切です。

注意点⑤:保存期間がわかるようにする

冷凍保存したドッグフードは賞味期限内、あるいは長くてもドライフードは約6ヶ月、ウェットフードや手作りフードは約3ヶ月を目安とした消費が推奨されています。

後からその目安日をわかるようにするためにも、冷凍保存したドッグフードに冷凍保存を開始した日付や賞味期限を記載したラベルを貼っておくのがおすすめです。

古いものから確実に期限内に消費できるよう、いつ冷凍庫に入れたか一目でわかるようにしておきましょう。

注意点⑥:臭い対策も重要

ドッグフード専用の冷凍庫であれば問題ないものの、そのほかの食品と同じ庫内でドッグフードを保管するケースが多いと思います。

その場合、臭いがほかの食材に移らないようしっかり密閉する必要があります。

ドッグフードにほかの食材の臭いが移るのを防ぐためにも、しっかり密閉した状態で保管しておくことは重要です。

愛犬にとっての美味しいを長く保つためにも、ドッグフードを保管する容器やフリーザーバッグは密閉性の高さにこだわりましょう。

また、冷凍庫内の整理や清掃を定期的に行い、きれいな状態に保つことも大切です。

注意点⑦:冷凍保存に向かないドッグフードもある

すべてのドッグフードが冷凍保存に向いているわけではありません。

たとえば、乾燥させたスナック類は冷凍保存に不向きです。

冷凍保存できないわけではないものの、冷凍してしまうと風味や食感が損なわれます。

中には、冷凍保存をおすすめしない旨を商品に明記しているドッグフードも存在します。

メーカーが冷凍保存を勧めていないドッグフードについては、冷凍保存を避けるのが無難です。

また、冷凍して保存したほうが風味や品質の劣化を室温や冷蔵保存より防ぎやすい傾向にはあるものの、完全に防げるわけではありません。

冷凍したからといって、開封直後の状態を変わらず保てるわけではない点にもご注意ください。

注意点⑧:違和感を覚えたら破棄する

冷凍庫は室内や冷蔵庫内に比べて、ドッグフードの品質が劣化しにくい環境であることは事実です。

ただ、冷凍庫内に入れたドッグフードも徐々にではあるものの確実に品質が落ちていきます。

賞味期限内、あるいは3か月から半年で使い切るのが目安とされてはいるものの、冷凍したドッグフードに少しでも違和感を覚えたら無理に与えるのは絶対にやめましょう。

愛犬に長く元気でいてもらうためにも、品質に不安のあるドッグフードを無理に与えるべきではありません。

ドッグフードを解凍する際のポイント

冷凍したドッグフードを解凍する際には、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。

具体的には以下3点をおさえると、美味しく解凍しやすいです。

愛犬により美味しい状態で冷凍したドッグフードをあげるためにも、ぜひ参考にしてみてください。

ポイント①:自然解凍が基本

基本的に冷凍したドッグフードのおすすめの解凍方法は、自然解凍です。

事前に冷凍庫から取り出しておいて、完全に常温になってからあげるのがおすすめです。

また、暑い時期に溶けてすぐ使わない場合、冷蔵庫内で解凍するようにしてください。

冷蔵庫内の場合溶けるのに時間がかかります。

翌朝使う分を前日の夜に冷蔵庫に移動させておいてもOKです。

ポイント②:電子レンジはできるだけ使わない

電子レンジを使うと、短時間で凍ったドッグフードを解凍できます。

ただ、電子レンジで一気に解凍してしまうと、加熱の具合にムラが出やすいです。

また、加熱しすぎると風味がかわり、食べてくれなくなってしまうこともよくあります。

できればドッグフードの解凍に電子レンジを使うのはやめましょう。

どうしても時間がない場合についても、一気にではなく短い時間で区切り、様子を見ながら解凍するようにしてください。

ポイント③:冷凍のままあげるのもあり

凍った状態のドッグフードをあげるのも実はありです。

ただ、香りを感じにくくなる分食いつきが悪くなることが多いです。

一方で、暑い時期などは冷たいほうが喜んで食べてくれるケースもあります。

よく噛んで食べる子前提にはなりますが、愛犬の反応によっては冷凍のままドッグフードをあげてみるのも手です。

ドッグフードを冷凍保存する方法と注意点まとめ

ドッグフードの冷凍保存は、品質の劣化を防ぎやすい有用な保管方法です。

ドライフードは小分けして袋に入れ、空気を抜いて冷凍しましょう。

ウェットフードや缶詰は一食分ずつラップに包んで保存し、手作りフードも同様に小分けして密閉容器で保管するのがおすすめです。

解凍は自然解凍が基本で、電子レンジは使わないほうが良いです。

ただ、冷凍保存したドッグフードについても賞味期限を目安に使い切り、再冷凍は避けるべきです。

冷凍が向かないドッグフードもあるので、万が一品質が気になる場合無理に使い切るのはやめましょう。
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