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ドッグフードの寄付方法を紹介!団体の選び方から配送のコツまで解説

ドッグフードの寄付方法を紹介!団体の選び方から配送のコツまで解説

余らせてしまったドッグフードを捨てるのはもったいない、もし欲しいワンちゃんがいるならその子に渡るようにしてあげたいと考えるのは自然なことです。

実際に「ドッグフードの寄付」はさまざまな団体によって支援の輪が作られており、適切な手続きを進めれば誰でも手元のドッグフードを見知らぬ犬のところへ届けることが可能となっています。

ただしドッグフードの寄付には申し込み方法や安全に関わる注意点も多いので、まずは一つずつ疑問を解消しながら必要な情報を調べていくようにしましょう。

  • 一体どんな団体がドッグフードの寄付を受け付けているの?
  • 食べ残しや賞味期限が迫っているドッグフードも寄付できる?
  • 困っている犬のためになる正しい寄付の方法が知りたい!

本記事では上記のような疑問に答えながら、ドッグフードの寄付を円滑に行うための情報をわかりやすくまとめています。

寄付を検討している愛犬家の方々はぜひ参考にしてみてください。

食べ物であるドッグフードを寄付するにあたっては、他の支援物資とは異なるポイントを理解しておくことが非常に重要になります。
もくじ

ドッグフードは寄付できるの?寄付についての基本を紹介

結論から言ってドッグフードの寄付は「条件次第で」可能です。

まず寄付を受け入れている組織・団体を調べ、その窓口に正規のルートで申し込みを行うことで初めて寄付が成立します。

たとえ寄付を受け入れている団体相手でも、いきなりドッグフードを送り付けると単なる迷惑行為になってしまうので絶対に止めましょう

またドッグフードの状態が受け入れ団体の基準を満たしていることも寄付を成立させる条件となります。

ここから先は寄付の条件についてさらに詳しく解説していきますので、善意を正しく届けるためにもまずは一通り目を通しておくようにしましょう。

寄付できるケースとできないケースを知っておこう!

ドッグフードを寄付できるか否かに関しては、以下のポイントを意識して判断するようにしましょう。

  • 受け付け団体がドッグフードの寄付条件を明確に示しているか?
  • 団体の安全性や活動内容が保証されているか?
  • 自己負担でドッグフードの運搬や郵送ができるか?

第一に受け入れ側が出している寄付物資の条件を細かく確認することが大切です。

たとえば食品類の寄付は全面的に断っている団体もありますし、ドライフードのみOKでセミモイストフードやウェットフードはNGとしている団体もあります。

また普段は積極的に寄付を受け付けている団体でもストック調整などの都合で一時的に寄付対応を停止することがあるので、常に最新情報を調べることも忘れないようにしましょう。

そしてこうした寄付の条件を明示している点も含めて、大前提として「信頼できる団体」にドッグフードを預けることがもっとも重要です。

残念ながら寄付を巡っては金品を騙し取る悪質な詐欺が横行している実態があり、ドッグフードを寄付する場合も団体の安全性確認は必須となります。

とはいえ素人が判断するには難しい部分もあるので、基本的にはその団体の活動実績をチェックして長年に渡って具体的な保護犬支援活動を続けている団体を選ぶといいでしょう。

最後に、ドッグフードの寄付において忘れてはいけないのは運搬の手間に関する問題です。

振込だけで終わる支援金とは異なりドッグフードを寄付するには新鮮な状態を保ったまま運ぶ必要があるので、郵送・持ち込みのどちらの場合でも事前にその方法はしっかり確立しておくようにしましょう。

特に郵送するときは送料が自己負担になることを織り込んで計算しておくことも大切です。

支援を求めている団体のほとんどはギリギリの財政状況の中で保護犬のための活動を行っているので、送料着払いでドッグフードを送るのは特別に許可されている場合に限られると覚えておいてください。

ドッグフードの開封状態や賞味期限は要チェック!

寄付が可能なドッグフードの状態は受け入れ団体の条件ごとに異なります。

ただし多くの団体が原則としている条件は「未開封品である」ことと「賞味期限が1ヶ月程度は残っている」ことなので、最低でもこの2つは意識して寄付をするようにしましょう。

たとえ未開封でもドッグフードの種類(ドライ・ウェット・セミモイスト)や対象(総合栄養食・食事療法食など)によっても受け入れ可能かどうかの判断が分かれるので、とにかく団体ごとの取り決めを確認することを忘れないようにしてください。

また一部には開封済みドッグフードを受け取ってくれる団体もありますが、その際もドッグフードの種類や賞味期限については厳しくチェックされます。

保護犬に与えられない状態のドッグフードを寄付するのは団体側に処分費用を負わせるだけになるので、くれぐれも安易な気持ちで送らないようにしましょう。

衛生面や法的な処理についても気を付けよう!

せっかくのドッグフードを美味しく食べてもらうためにも、寄付の際は衛生面にも十分に気を配っておきましょう。

郵送する場合には段ボールにパッケージそのままで詰めるのではなく、虫や湿気の対策としてポリ袋などを被せておくと安心です。

ドライフードやセミモイストフードは輸送中に潰れたりしないように、詰め方にも注意してください。

また情報がわかりやすいようにポリ袋や別紙に種類・対象・賞味期限などを大きく書いておくのもいいでしょう。

他に注意点として、ドッグフードと一緒に別の支援物資を送るときは箱を分けることも意識しておきましょう。

特に現金や金券類を一緒に送ってしまうと会計などの法的な問題が発生することがあるので、必ず団体側の寄付条件を確認して個別に正式な手続きを行うようにしてください。

ほとんどの動物愛護団体・シェルターは常にドッグフード不足に悩まされているので、正式な手続きを経て安全性の確認されたドッグフードの寄付は大変喜ばれます。

ドッグフードはどこに寄付したらいい?受け入れ先の具体例とは

ドッグフードの寄付を思い立ったら、まずは寄付を受け入れてくれる場所について調べるようにしましょう。

寄付の候補となる団体には「動物愛護団体・保護犬シェルター施設・行政機関・NPO法人」など、実にさまざまな種類があります。

団体によって寄付の受け入れ体制や具体的な方法が変わってくるので、自分にとって手続きのしやすい団体を見つけるようにしましょう。

ここからは代表的な寄付先について、大まかな解説を行っていきます。

各団体と特徴を踏まえて寄付の判断材料としてみてください。

各地域の動物愛護団体や保護犬シェルター

日本の各地域にある動物愛護団体や保護犬シェルター施設では、多くの場合ドッグフードの寄付を積極的に受け付けています。

ただし具体的な対応は各団体によって異なるので、詳しくは各団体の連絡先を調べて寄付の受け入れ状況についてきちんと調べるようにしましょう。

ここでは一例として、正式にドッグフード寄付に関する案内を出している団体の名称を地域別にいくつか紹介します。

また各公式サイトのドッグフード寄付に関する説明ページへのリンクも掲載していますので、検討する際の参考にしてみてください。

また各公式サイトのドッグフード寄付に関する説明ページへのリンクも掲載していますので、検討する際の参考にしてみてください。

【北海道・東北】

札幌市動物愛護管理センター(あいまるさっぽろ) https://www.city.sapporo.jp/inuneko/main/kihu.html
特定非営利活動法人 いぬ・ねこネットワーク秋田 https://www.inuneko-akita.net/kifunegai.html

【関東】

公益財団法人 神奈川県動物愛護協会 https://kspca.jp/donate/supplies/
動物愛護団体 アイドッグ・レスキュー隊 http://aidog.jpn.com/page7.html

【中部】

NPO法人DOG DUCA https://dogduca.com/%e7%8a%ac%e3%81%ae%e4%bf%9d%e8%ad%b7%e6%b4%bb%e5%8b%95/donate/

【近畿】

大阪府動物愛護管理センター(アニマルハーモニー大阪) https://www.pref.osaka.lg.jp/o120200/doubutu/douaicenternituite/index.html
認定NPO法人 アニマル・レフュージ(ARK)関西 https://arkbark.net/support/what-we-need-at-ark/

【中国・四国】

広島県動物愛護センター https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/apc/doubutuaigo-kihu.html
NPO法人 みなしご救援隊 犬猫譲渡センター http://minashigo-joutocenter.com/donation/goods
さぬき動物愛護センター しっぽの森 https://www.pref.kagawa.lg.jp/s-doubutuaigo/sanukidouaicenter/faq/f8bph3191015200707.html

【九州・沖縄】

北九州市動物愛護センター https://www.city.kitakyushu.lg.jp/contents/18500015.html
ワン’sパートナーの会 https://onesdog.net/support/

動物版フードバンク

「フードバンク」とはパッケージの破損や過剰在庫といった品質以外の理由によって市場に出回らなくなってしまった食品をストックして、それを必要としている人の元へと届けるシステムです。

また家庭などに余っている食品を集めてフードバンクへと寄付する活動を「フードドライブ」と呼びます。

フードバンクやフードドライブは人間用食品のフードロスを削減するための取り組みとして知られていますが、近年ではドッグフードなどを対象とした動物版フードバンクの存在も注目を集めるようになってきています。

代表的な動物版フードバンクとしては愛知県にある非営利団体「Terminal」が挙げられます。

動物版フードバンクにドッグフードを寄付すれば団体側がそれを適切に分配してくれるので、自分で直接の寄付先を探す手間を省くことにも繋がるでしょう。

寄付の窓口を担うペットショップや動物病院

街中のペットショップや動物病院が窓口となってドッグフードの寄付を受け付けている場合もあります。

ペットショップや動物病院なら直接ドッグフードを持ち込む形で寄付ができるので、郵送と比べて気軽に利用することができるでしょう。

ただし寄付の窓口になっているペットショップ・動物病院の数は決して多くはないので、いきなり持ち込むのではなく必ず事前に対応状況を調べておくようにしてください。

全国的に活動している保護犬団体

ドッグフードの寄付を受け入れている団体には、特定の地域や店舗に関係なく全国的な規模で活動を行っているところもあります。

そうした団体に対してはネット経由で全国どこからでも寄付ができるので、地元の寄付先が見つからないときなどには積極的に申し込みをしてみましょう。

以下にドッグフードの寄付を受け付けている団体の情報をまとめていますので、詳しい申し込み方法と合わせてチェックしてみてください。

いのちのバトンプロジェクト https://baton.dearpet.jp/
日本保護犬保護猫協会 https://inunekohappylife.com/
動物愛護市民団体 JCDL https://jcdl.jp/support.html
国際社会支援推進会 ワールドギフト https://world–gift.com/animal_web/
公益財団法人 日本アニマルトラスト(ハッピーハウス) https://happyhouse.or.jp/lack/

各団体ごとに申し込み方法や受け付けている支援物資の種類は異なるので、一方的にドッグフードを送り付けて逆に迷惑をかけることのないようにしましょう。

改めて調べてみると日本各地のさまざまな施設・団体が保護犬支援のためにドッグフードの寄付を積極的に求めていることがわかります。

ドッグフードを寄付する際に注意するべきポイント

ここでは改めて、実際にドッグフードを寄付する直前にチェックしておくべきポイントについておさらいしていきます。

寄付の手続きでバタバタしてしまうと意外とチェックが抜け落ちしてしまうことがあるので、相手先に迷惑をかけないためにも余裕を持って確認作業を進めましょう。

見落としやすい賞味期限に気を付ける

ドッグフードの賞味期限は通常、パッケージに記載されています。

ただし海外産ドッグフードは日本産と表記が異なる場合があるので気を付けましょう。

たとえば「年/月/日」の順番が日本とは逆になっていたり、月の表記が数字ではなく「Jan.・Feb.・Mar.」などのアルファベットの略称になっているケースはよくあります。

また1年以上の長期保存が可能なドライフードだと、月日の表記だけを見て賞味期限切れを見落としてしまうことがあるので要注意です。

どのくらい賞味期限に余裕のあるドッグフードを受け付けているかについては各団体によって判断が変わりますが、少なくとも2週間~1ヶ月程度はストックしておけるものを送るようにしましょう。

ただし団体によっては賞味期限切れ1ヶ月以内のドライフードなら受け付け可能といったルールを設けていることもあるので、賞味期限が迫っているものでも諦めずに譲渡先を探してみてください。

パッケージの状態をよく確認する

ワンちゃんの大切な食事であるドッグフードは、未開封で安全なものだけを寄付するのが前提になります。

ごく一部には開封済みフードや手作りフードでの支援を受け付けている団体もありますが、その場合は施設に直接持ち込む必要があるといった追加条件が課せられるため通常はあまり考えなくてもいいでしょう。

また一見すると未開封に見えてもパッケージに穴が空いてしまっていたり傷が付いているものは寄付に回さない方が無難です。

特にパウチパック(セミモイスト)や缶詰(ウェット)のドッグフードは袋詰め(ドライ)と比べてパッケージの傷や変形がわかりにくいので、寄付可能な団体に送る際にも詳細なチェックは欠かさないようにしましょう。

特にパウチパック(セミモイスト)や缶詰(ウェット)のドッグフードは袋詰め(ドライ)と比べてパッケージの傷や変形がわかりにくいので、寄付可能な団体に送る際にも詳細なチェックは欠かさないようにしましょう。

団体への事前連絡方法を調べる

ここまで繰り返し述べてきたように、ドッグフードの寄付条件は受け入れる団体によって大きく違います。

その中には「寄付を送る前の事前連絡必須」としているところもあるので、荷物を送る前にもう一度条件を確認しておきましょう。

連絡方法についても電話だけでなく公式サイトからのメールやLINEなどのSNSを利用するものまで方法は多岐に渡るので、その点についても確認は重要です。

人手の少ないボランティア団体では荷物を受け取るだけでも負担になることがあるので、特に寄付する物資の「量・種類・到着時期」はきちんと伝えるようにしてください。

寄付する物資の「量・種類・到着時期」はきちんと伝えるようにしてください。

安全な状態で届くように梱包する

ドッグフードを宅配便で寄付するときは配送中に傷んでしまわないように工夫しておきましょう。

たとえば配送距離が長くなりそうな場合には常温保存できる製品でも念のためクール便で送ることも検討してみてください。

長期に渡って冷蔵保存していたセミモイストフードやウェットフードを常温に戻して送ると温度差で内部の劣化が進む可能性もあります。

また荷物のサイズと重さによって利用可能な配送プランは変わってきますが、送料を節約したいからといって狭い空間にドッグフードを詰め込むと傷みの原因となってしまいます。

せっかくの寄付が無駄になっては元も子もないので、ドッグフードを送る際は良質な保管状態を維持したまま届ける梱包を強く意識することが大切です。

ドッグフードを寄付するときは「余りを処分する」のではなく「プレゼントを贈る」気持ちを持つと、自然と適切な方法を取りやすくなるでしょう。

実際にドッグフードを寄付する流れを口コミと合わせて解説

ここからは順番にドッグフードを寄付する手順について説明していきます。

とはいえ寄付をする団体やドッグフードの種類・量などによって具体的な手続き内容は変化するので、あくまで一例と受け取ってください。

また実際にドッグフードの寄付をしている人達の口コミをX(旧Twitter)などのSNSから探して掲載していますので、リアルな体験談と合わせて参考にしていただけると幸いです。

ステップ1:寄付する団体を選ぶ

ドッグフードの寄付を思い立ったとしても、大抵の人は寄付を受け付けている組織・団体についての情報を持ち合わせていないはずです。

そのため、まずは寄付についての正しい知識を身に付けて手元にあるドッグフードを有効活用してくれそうな相手を見つけることから始めましょう。

困ったときはペットショップ店員や獣医さんといった専門家に相談したり、SNSを使って意見を募ってみるのもおすすめです。

X(旧Twitter)でもドッグフードの寄付に関する情報はよく交換されています。

ステップ2:団体に連絡して寄付内容を確認する

一般常識として、たとえ寄付であろうとも金品を告知なしで相手に勝手に送り付けるのは迷惑行為になります。

多くの団体は寄付に関する窓口を設けているので、必ずそこに事前連絡を入れてからドッグフードを送るようにしましょう。

現在は公式サイト経由で連絡できる団体も増えていますが昔ながらの活動を続けている小規模な団体だと電話連絡しか受け付けていないこともあるので注意が必要です。

ステップ3:正しい方法で届ける

郵送でドッグフードを寄付するときは袋そのままで送るのではなく、必ず段ボールなどに箱詰めして品質を保った状態で相手に届くよう配慮してください。

また寄付品であることがわかるように明記することも忘れないようにしましょう。

団体によっては直接持ち込む形での寄付を受け付けているところもありますが、活動時間中でないと無駄足になってしまいます。

また駐車スペースの有無なども施設によって異なるので、持ち込み寄付の場合はより詳細に団体側と打ち合わせをしておく必要があるでしょう。

上記口コミのように寄付の代理窓口をしている店舗・病院などもあるので、自分で郵送や持ち込みをするのが難しいならこうした代理窓口を利用するのもおすすめです。

ステップ4:相手からのお礼や報告は期待しすぎない!

ドッグフードの寄付はあくまで善意で行うものですから、お礼や見返りを期待するのは止めておきましょう。

ただし相手側から感謝のメッセージや物資の到着を伝える報告が送られてくる場合もあります。

そのときは過剰に反応することなく、改めて実際にワンちゃん達と向き合っている人達の苦労をねぎらう気持ちで接しましょう。

こんな風にSNSを通じて実際に喜んでいる犬の様子が伝えられることもあります。

実際にドッグフードを寄付した人達の体験談

ここではSNS上で見つけた、実際にドッグフードを寄付した人達の体験談を紹介していきます。

保護犬へのドッグフード寄付は正しい手続きを踏まえて行えば、双方にとってメリットしかない素晴らしい行為となります。

ドッグフードを寄付する以外にも支援方法はある?

最近はさまざまなネットサービスの発展により、団体への寄付という形式以外でもドックフードの譲渡を行うことができるようになってきています。

たとえ善意の団体とはいえよく知らない相手とやり取りするのに不安のある人や、寄付という行為にハードルの高さを感じてしまう人は、以下の方法を試してみるのもいいでしょう。

たとえ善意の団体とはいえよく知らない相手とやり取りするのに不安のある人や、寄付という行為にハードルの高さを感じてしまう人は以下の方法を試してみるのもいいでしょう。

地元おすそ分け系のマッチングサービスを利用する

地元の人同士で不用品を分け合う「ジモティー」などのおすそ分け系マッチングサービスでは、ドッグフードの出品も可能となっています。

おすそ分けマッチングサービスの利点は譲りたい側からも募集が出せることで、まとまった量の未使用ドッグフードならすぐに引き取り手が見つかります。

また受け取り方法を直接の手渡しに指定することもできるため、郵送や移動の手間もかかりません。

寄付と同様にこちらから譲渡先を探したいときは「助け合い」の項目からドッグフードを求めている個人や団体を探すようにしましょう。

ただしマッチングサービスでは信頼できる相手の見きわめが非常に難しいので、本当に困っている犬の元に届けたいなら安易に頼るのも問題と言えます。

本当に困っている犬の元に届けたいなら安易に頼るのも問題と言えます。

フリマアプリを通じて条件付きで販売する

「メルカリ」や「Yahoo!フリマ」といったフリマアプリでもドッグフードを出品することはできます。

ただしフリマアプリではドッグフードを含む食品類の出品には厳しい条件があり、その条件から違反しているとペナルティを受けるリスクまで出てくるので注意しましょう。

ドッグフードの場合は原則として未開封であることが条件になります。

また賞味期限の差し迫ったドッグフードの出品もトラブルに繋がりやすいので、なるべく避けた方が無難です。

さらに近年のフリマアプリでは無料出品が規制される方向に動いていることや手数料が差し引かれる問題があることなどから、寄付に近い使い方をするのはシステム的に難しいという事情もあります。

フリマアプリを介したドッグフードの譲渡を考えているなら、こうしたシステムの問題点を理解して使うことが前提となるでしょう。

フリマアプリを介したドッグフードの譲渡を考えているなら、こうしたシステムの問題点を理解して使うことが前提となるでしょう。

ネットの支援プログラムを活用する

ドッグフードを直接寄付するのではなく、間接的に支援する方法も存在しています。

たとえば「Yahoo!ネット募金」では購入時に獲得したポイントを動物愛護団体に送ることができるので、ドッグフードをはじめ日々の買い物をそのまま支援に繋げることができます。

また通販大手のAmazonでは「保護犬・保護猫 支援プログラム」という、全国の支援団体が簡単に「ほしい物リスト」を公開できる制度を用意しています。

ドッグフードに限らずその団体が今まさに欲しているアイテムを素早く購入・配送することができるので、支援を第一に考えているなら積極的に利用するべき取り組みと言えるでしょう。

ただしこうした支援プログラムの利用は手元で余らせているドッグフードの処理には結び付かないので、その点は気を付けてください。

最初は余らせているドッグフードを処理したいという動機でも、一度ワンちゃんへの支援を体験してみれば他の方法にも興味が湧くかも知れません。

ドッグフード寄付に関するよくある質問

どんな種類のドッグフードなら寄付できますか?

「未開封の既製品で、賞味期限が十分に残っているもの」が基本になります。

ただし団体によっては「開封済みでも改めて適切に密封していればOK」としている場合などもあるので、詳しくは寄付したい団体の要件を隅々までチェックするようにしましょう。

また種類についてはどんな犬にも与えやすい「総合栄養食」が重宝される傾向にありますが、食事療法食や特定の年齢(子犬用・シニア犬用など)に合わせた製品も歓迎している団体は多くあります。

手作りのドッグフードやアレンジを加えたフードは寄付できますか?

手作りドッグフードについては賞味期限が1日と持たないものが大半なので、衛生や保存の観点から受け入れ不可としている団体が大半となっています。

ただ施設に直接持ち込む形なら可能な場合もあるので、やはり詳しくは寄付先の対応状況を個別に調べることが大切です。

少量のドッグフードでも喜んでもらえますか?

たとえ少量の寄付であっても喜んで受け取ってもらえます。

ただ相手側の手間を考えると1食ぶんが小分けにされているパウチや缶詰は複数セットの状態で送った方がより喜ばれることは確かです。

ドライフードは未開封の1袋から送れるので、少量からの寄付に向いています。

フード以外のペット用品なども寄付できますか?

各種ペット用品に加えてタオル・毛布・新聞紙なども募集の対象となっています。

ただタイミングによってどの物資が不足しているのかは異なるので、一方的に送り付けるのではなく団体がそのときに強く求めている物資を優先して送るようにしましょう。

送料は必ず自分で負担する必要がありますか?

送料負担は寄付の一部に含まれると考えましょう。

直接持ち込んで寄付できる団体や、受け付け窓口になっている店舗が送料を負担してくれる場合などには送料なしで寄付できるケースもあります。

寄付するべき団体をどう探せばいいのですか?

寄付先がわからない場合には「地元の地域名+ドッグフード寄付」といったワードで検索をかけると、受け入れ団体を見つけやすくなります。

また動物病院やペットショップなどで寄付を求めるチラシが配られていたり、実際に寄付の窓口を開いていることがあるので調べてみるといいでしょう。

寄付したドッグフードが受け取り拒否されることはありますか?

ドッグフードの種類や保存状態によっては寄付を断られる場合もあります。

また郵送品は無断で処分されてしまうこともありますが、一度寄付した以上はすでに相手側の持ち物であると考えるようにしてください。

賞味期限が迫っているドッグフードは絶対に寄付できませんか?

賞味期限は1ヶ月程度は残っているのが理想ですが、期限ギリギリのドッグフードでも団体によっては受け取ってもらえる可能性はあります。

ただそのときのフードストック状況などにもよるので、賞味期限が近いドッグフードについてはその旨をきちんと書き添えて送るようにしてください。

寄付されたドッグフードはどのように使われるのですか?

寄付されたドッグフードは基本的にはその団体が現在保護しているワンちゃん達の食事として消費されます。

またストックが大量に余ってしまった場合にはさらに別の団体へと融通されたり、売却されて資金化されることもあります。

ゴミとして処分するしかない状態でない限りは寄付が無駄になることはないので、余ったドッグフードは積極的に寄付に出すようにしましょう。

寄付はあくまで支援活動の一種なので、わからないことは可能な限り自分で調べて寄付先になるべく手間をかけないように心がけましょう。

ドッグフード寄付についてのまとめ

世の中にはドッグフードの支援を求めているワンちゃんが想像以上に数多く存在しています。

もし捨てるしかないドッグフードを抱えているなら、勇気を出して寄付という選択をしてみることをおすすめします。

ドッグフードを寄付すると、以下のようなメリットも得ることが可能です。

  • 処分コストを削減できる
  • 自分自身のメンタルケアに繋がる
  • 同じ愛犬家との関係性を広げることができる

袋詰めのドライフードは1袋で数キロもあり、そのまま廃棄するにも相当な手間になります。

またアルミパウチに入ったセミモイストフードや缶詰入りのウェットフードは中身を残したまま廃棄するのは難しいので、大量の生ゴミを同時に処理する必要も出てきます。

未開封のドッグフードを寄付するとそうした処分コストを削減できるので、送料の負担があっても十分に実利的メリットを得ることができるでしょう。

また愛犬が食欲不振に陥ったり突然の別れが訪れた結果としてドッグフードを余らせてしまった際は、飼い主のメンタルも相当な不調にあるのが当然です。

ドッグフードの寄付はそうした不調を切り替えて前に進むためのきっかけとしても機能するので、相手のためだけでなく自分自身のためにもなると考えておきましょう。

そして保護犬の支援を行う団体とコンタクトを取ることで新しい関係性が広がることも期待できます。

寄付という行為は決して上から目線でするものではなく、自分を救うためにもあるのだと認識すると一歩を踏み出しやすくなるはずです。
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