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ドッグフードを砕く方法!メリットや大粒でも簡単に砕ける道具も紹介

ドッグフードを砕くメリットとは?おすすめの道具も紹介

愛犬のためにドッグフードを小さく砕いてあげたいと思っても、実際にどんな方法が最適なのかわからない人は多いことでしょう。

  • ドッグフードを砕けば餌の食いつきは改善する?
  • ドッグフードを砕くのにおすすめの道具はある?
  • どんな犬にはドッグフードを砕いてあげた方がいいの?

本記事ではそんな疑問を持つ愛犬家に向けて、ドッグフードを砕くことによる効果とその方法をわかりやすく解説しています。

ドッグフードの悩みを抱えている方はぜひご一読ください。

ドッグフードを細かく砕くことにはメリットだけでなくデメリットや注意点も存在します。
この記事ではそうした面の解説も行っていますので、参考にしていただけると幸いです。
もくじ

ドッグフードを砕くのに使えるおすすめ道具紹介

ドッグフードは素手で叩いたり割ったりすることでも小さく砕くことはできますが、あまりにも効率が悪く現実的な方法とは言えません。

愛犬が毎日食べるフードを砕くなら衛生的かつ効率のいい方法を模索することが大切です。

ここからは実際にドッグフードを砕くのに適した道具を紹介していきます。

どの道具にも一長一短はあるので、その特徴をよく確認しながら読み進めてみてください。

「包丁」や「ハサミ」といった刃物類

包丁やハサミを使うとドッグフードは簡単に細かく砕くことができます。

フードの粒は刃を当てて軽く力を入れるだけで簡単に割れるので、力の弱い人でも楽に作業をすることが可能です。

ただしハサミの場合は一粒ずつを丁寧に砕いていくことになるので、毎食ごとに準備をするのは時間と根気の面では相当な重労働になってしまうでしょう。
包丁はハサミに比べると素早く作業することができますが、勢いよく砕いていくとフードが飛び散ってしまうので注意してください。

包丁だと大き過ぎて作業が難しい場合は果物ナイフなどで代用するのもおすすめです。

打撃力のある「金づち」や「めん棒」

金づち(ハンマー)やめん棒を使って上から叩くことでもドッグフードは簡単に砕けます。

刃物で割る場合と比べて大量のフードを一気に細かく加工できるのがメリットですが、力加減に気をつけないと粒の大きさが揃わない点には気をつけましょう。

作業の際は一食ぶんのフードをビニール袋やジップロックに入れ、下には衝撃吸収用のタオルなどを敷いた状態にするとフードの飛び散りや破砕音を軽減できます。

ただし金づちやめん棒で叩いた袋は表面が傷むため繰り返し使うことは推奨されません。

毎回ごとに袋を使い捨てるのが気になるなら、ラップで包んで袋代わりにするといいでしょう。

小さめの「すり鉢」

すり鉢でドッグフードを潰していく方法は、すり鉢とすりこぎ棒のセットだけあれば別に袋などを用意しなくて済むのが一番のメリットです。

フードを砕くのに向いた小さなすり鉢セットは100円ショップでも入手できるので、コストパフォーマンスにおいても優れています。

しかしフードをすり潰すのは上から叩く方法と比べてかなり強い力を必要とします。

すり鉢を片手で抑えながら利き手を常に動かし続けることになるので、疲労が両腕に溜まるのも気になる点と言えるでしょう。

またすり鉢に入れたドッグフードは上下に重なり合った状態になるので、丁寧にかき混ぜながら作業しないと砕け方に差ができてしまいます。

未使用の「コーヒーミル」

コーヒー豆を挽くためのコーヒーミルをドッグフード破砕に転用する方法も考えられます。

コーヒーミルには安価な手回し式から全自動の電動式までさまざまな製品があるので、予算と作業の効率性に合わせて最適なものを選ぶことができます。

ただしコーヒーミルは基本的に豆を粉末状になるまで細かくするための道具ですから、ドッグフードを食べやすい大きさに調整するのには向いていません。

「挽目」を限界まで粗くしても他の方法で砕く場合よりも細かくなってしまうこともあるので、愛犬が好むフードの形状とそのミルが合っているかはよく確認しておくようにしましょう。

また犬に有害なカフェインを与えないために「一度コーヒー豆を挽いたミルを犬用に再利用しない」という重要な注意点があります。

これについては詳しく後述していますのでそちらも必ずご覧になってください。

調理用の「ミキサー」や「フードプロセッサー」

ミキサーやフードプロセッサーは食材を細かく砕くことに特化した調理道具です。

ドッグフードを小さくすることにも利用できますが、適切な設定を憶えないとコーヒーミル以上に細かく砕き過ぎてしまうのが欠点と言えます。

電動の場合は一瞬だけスイッチを入れてすぐに切り、何秒程度でちょうどいい大きさになるのかを調べておく必要があるでしょう。

また砕き過ぎて粉末になってしまったフードをもったいないからといって愛犬にそのまま与えるのは、むせてしまう可能性が高く危険です。

もしも砕き過ぎた際にはいっそお湯なども加えてペースト状のウェットフードにまで加工してしまうのがおすすめです。

逆に最初から流動食になるまでドッグフードを砕きたいならミキサーやフードプロセッサーは最適な道具となり得ます。

専用の「ドッグフードクラッシャー(粉砕器)」

ドッグフードクラッシャーはその名の通りドッグフードを小さく砕くことを専門とする道具です。

最初から犬が食べやすい大きさ・形状にすることを目的として作られているので、他の方法と比べて力加減などを自分で考えなくてもいいのが最大のメリットとなります。

複数のメーカーから販売されていて種類も豊富ですが、それゆえに自分の用途に合ったドッグフードクラッシャーを選ぶのは少し大変です。

破砕方法だけでも手押し式・手回し式・電動式など実にさまざまなタイプがあるので、製品ごとの特徴をしっかり調べてから購入するようにしましょう。

ドッグフードを砕く道具には「別の道具を転用したもの」と「専用のもの」があります。
しかし専用だからといってすべての面で他の道具より優れているわけではないので、やはり愛犬の事情に合わせて適切な道具を選ぶ知識が重要になるでしょう。

ドッグフードを砕くことで得られるメリットとは?

ドッグフードを砕くことで得られるメリットのうち、ここではそのうち代表的なものを3つの項目に分けて紹介していきます。

そのメリットが自分の愛犬にとって意味のあるものかどうかは事前に正しく認識しておくようにしましょう。

食感を変えることができる

ドッグフードを小さく砕くと食感が変化します。

「栄養バランスやアレルギーのことを考えるとフード自体は変えたくないものの、どうも愛犬の食いつきが悪い」といった場合には一度そのドッグフードを小さくしてから与え直してみましょう。

それだけで食いつきが改善されるケースは意外と珍しくありません。

食いつき改善だけでなく同じドッグフードを食べ続けることによって起こる飽きの予防にもなるので、特に問題のないときでも砕いたドッグフードを与えるのは有効です。

食べる力の弱った犬の補助になる

年齢を重ねて食べる力が弱ってきたシニア犬や、病気や手術などで一時的に弱っている愛犬に対しては積極的にフードを砕いてあげるようにしましょう。

単純に粒の小さなフードの方が顎への負担が軽くなり、消化を助ける効果も期待できます。

本来はシニア用ドッグフードに切り替えるなどライフステージの変化に応じたフードの変更も検討するべきですが、元気だった頃の好物を取り上げるのは愛犬にとっても飼い主にとっても辛いものです。

小さく砕く方法ならドッグフードを変更せずに済むので、その手間を受け入れられるなら大きなメリットとなるでしょう。

「ふやかす」などの加工がしやすくなる

幼犬や小型犬、消化能力の落ちている愛犬にドライフードを与えるときはお湯でふやかすなどの加工をすることも重要になります。

しかし粒の大きなドライフードだと十分にふやかし切れないことがあるので、小さく砕いてから加工した方が確実です。

他にも小さく砕いておけば他の食材と混ぜて使いやすくなるなど、ドッグフードの可能性をさらに広げることも可能となるでしょう。

ドッグフードは既製品をそのまま出すだけでなく、砕いたりふやかしたりすることで「形状・硬さ・味」を自在に変化させることも可能です。
既製のドッグフードではどうしても愛犬を満足させられないときはここで紹介したメリットを意識しながらフード加工に挑戦してみましょう。

ドッグフードを砕くことで起こるデメリットは?

ドッグフードを加工する際にはメリット以上にデメリットに気を配る必要があります。

愛犬に与えるフードは何よりもまず安全であることが第一となるため、少しでもリスクのある加工は中止するようにしてください。

また飼い主側の負担が重過ぎると結局フードを砕く作業が続かなくなってしまうので、事前にどんな負担があるのかを知っておくことも大切になります。

フードの長期保存ができなくなる

ドッグフードの賞味期限は粒が完全な形で保たれていることを前提に決められています。

フードの粒を砕くと表面のコーティング部分に守られていた中身が露出して空気に触れる面積が増えるため、たとえ密封して適切に保管したとしても酸化の加速は避けられません。

そのため基本的に砕いたドッグフードはすぐに食べさせて使い切ることが前提となります。

飼い主の手間が増える

ドッグフードを砕く手間は使う道具によっても変わりますが、どの方法であっても食事の準備が長引くことは間違いありません。

長期保存が利かなくなることで「数食ぶんのフードを先にまとめて砕いて保管しておく」といった時短テクニックも使えなくなるのが飼い主にとっての大きなデメリットとなります。

毎食ごとにフードを砕いて準備をするとなると、肉体的にも精神的にも相当な負担増となることは避けられないでしょう。

もちろん毎回の食事以前に、道具自体を購入する費用と使い方を覚える手間も計算しておく必要があります。

犬の健康に悪影響を及ぼすリスクもある

ドッグフードを砕いて与えるのは主に愛犬の健康を気遣ってのことですが、十分な知識のないまま実行すると逆に愛犬に悪影響を及ぼすリスクも持っています。

たとえば細かく砕いたフードは歯の間に残りやすく、入念な歯磨きをしてあげないと虫歯や歯周病になる確率が高まってしまいます。

またフードを細かく砕き過ぎると粉に近くなってしまい、愛犬がむせる原因となります。

弱った状態の犬にとっては咳をするだけでも大きく体力を消費することになるので、フードは必ず適切な大きさに加工することを心掛けてください。

飼い主の我慢と努力で何とかなる問題もありますが、愛犬に被害をもたらすようなデメリットについては絶対に見逃さず必ず対策を取るようにしてください。

ドッグフードを砕いてあげた方がいい犬の条件とは?

大半のドッグフードはそのままでも美味しく食べてもらえるように調整されています。

敢えてドッグフードを砕かなければいけない状況というのは限られるため、まずは砕いたフードを与えた方がいい犬の条件について知っておくようにしましょう。

フードの食いつきに問題を抱えた犬

餌の食いつきが悪くなったからといって、すぐにフード自体を変更してしまうのは早計です。

単に同じ餌に飽きてしまっているだけのケースも多いので、まずはフードを砕いてみて食いつきに変化があるかどうかを確認するようにしましょう。

また幼犬や小型犬はそもそも大粒のフードを出されても上手く噛めないことがあります。

犬には餌を丸呑みにしてしまう習性もあるので、体に合っていない大きさのフードは安全のためにも砕いて出すようにしてください。

愛犬が口の端からフードをよくこぼしていたり、フードを口内に何度も出し入れしているときは粒の大きさや硬さが合っていない可能性を考えておきましょう。

体調に大きな変化があった直後の犬

病気や去勢・避妊の手術などによって体調が変化したばかりの犬は噛む力や消化能力が落ちている場合があります。

そうした際には念のため砕いたドッグフードを出してあげて、きちんと食事ができるかどうかを確認しておいた方がいいでしょう。

体調の変化に合わせた専用のフードに切り替えることも大切ですが、慣れないフードでは新たにアレルギーや食いつきの問題が発生することもあるため切り替えはそう簡単ではありません。

これまで与えていたドッグフードを砕いて加工する方法なら、食が細くなっている段階ではフードを砕いて食べやすくしておき経過を見ながら徐々に元に戻していくといった対応も取りやすくなります。

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フードの選択肢が少ない犬

アレルギー・カロリー制限・栄養補助などを理由に特定のドッグフードしか食べられない犬もいます。

健康や栄養といった要素を重視していくとフードの形状までは自由に選択できないケースも出てきますから、そんなときはフードを砕いて飼い主が自ら調整していく工夫が求められるでしょう。

特に海外産のフードしか選択肢がない場合は日本の犬種には粒が大き過ぎることが多いため、飼い主の積極的な調整が不可欠です。

ドッグフードは砕いてあげることで食べやすく、加工しやすい状態になります。
しかしその一方で噛み応えは減ってしまうので、各ドッグフードが健康維持のために想定している咀嚼回数を満たせなくなってしまうことも考えられます。
ドッグフードを砕くことが一律に健康にいいわけではないことも忘れないようにしましょう。

おすすめのドッグフードクラッシャー4選

ここからは特におすすめ度の高いドッグフードクラッシャーを4つ紹介していきます。

すべてがドッグフード専用というわけではなく別の道具を転用するパターンもあるので、それぞれの特徴についてもよく確認してみてください。

ペティオ ヘルス プログラム フードクラッシャー ハンディ

参考価格 2,618円(公式通販サイト)
公式サイトまたは正規代理店 https://www.petio.com/item/4903588255335/

ペティオは犬猫用を中心にさまざまなペットグッズを販売しているメーカーです。

「フードクラッシャーハンディ」はフードを入れるカップと上から押し込むタイプの破砕器がセットになった製品で、体重をかけて押し込めば力の弱い人でも比較的簡単にフードを細かく砕くことができます。

破砕機はカップに嵌めて押し込むことで刃が回転する仕様となっており、原理的には叩いて壊すのではなくコーヒーミルやミキサーに近いものとなっています。

またカップの方にはメモリがついているのでフードの量を一目で確認することが可能です。

電動式に比べて安価な点や破砕機を押す回数によってフードの砕き具合を直感的にコントロールできる点もメリットと言えるでしょう。

マルカン GONTA CLUB らくらくブレンダー ミニ

参考価格 2,423円(Amazon)
公式サイトまたは正規代理店 https://page.mkgr.jp/product/14179/

マルカンはペットフードやペット用品全般を取り扱うメーカーです。

「らくらくブレンダーミニ」は主に幼犬・シニア犬用のドライフードを対象としたフードクラッシャーで、充電式でワンボタン操作するのが最大の特徴となっています。

充電方式がUSBであることから、取り回しを楽に感じる人も多いことでしょう。

電動式としては安価な部類に入りますが、その代わりパワーは控えめで大型犬が好むような硬質のフードを砕くのにはあまり向いていません。

基本的には元から柔らかめのフードをさらに細かく砕いて流動食用にしたり、野菜など別の具材をカットして混ぜ合わせるといった用途に使うのがおすすめです。

Hismile コンパクトフードプロセッサー

参考価格 4,980円(公式通販サイト)
公式サイトまたは正規代理店 https://www.hismile.co.jp/products.html

Hismile (ハイスマイル)は各種家電・調理製品を販売するメーカーです。

「コンパクトフードプロセッサー」はあくまで小型の調理用プロセッサーですが、Amazonなどのレビューではドッグフードクラッシャーとして活用している事例がいくつも紹介されています。

ペット用のものと比べるとパワーが強く、かつ持ち運びに便利な小型であることが使いやすさの決め手となっているようです。

ただし氷も砕けるハイパワーを売り文句にしているだけあって適切な大きさに砕くには少々コツが必要にもなってくるでしょう。

ちなみにここでは公式通販サイトの現行価格を参考として挙げていますが、Amazonや楽天ではもっと安く入手できる可能性があります。

ビタントニオ フードプロセッサー

参考価格 7,150円(公式通販サイト)
公式サイトまたは正規代理店 https://vitantonio.jp/products/vcr-30?_pos=1&_sid=666669b2e&_ss=r

ビタントニオは日本生まれの調理家電メーカーで、高性能かつ機能美に優れた製品を販売しています。

フードプロセッサーは「砕く・挽く・練る・刻む・ペーストにする」といった全12種類の用途に対応しており、食材と調理法に合わせてさまざまな使い方が可能です。

そのため単純にドッグフードを細かくするだけでなく、独自のフードを創作するための道具としても向いています。

ただしドッグフードは公式に想定されている食材ではないので、利用はあくまで自己責任となります。

またドッグフードクラッシャーとして見るとかなり高価なのに加えて1.4kgと重量もそれなりにあるので、利用時の明確なビジョンは持ってから購入するようにしましょう。

ドッグフード専用のクラッシャーは安価で手軽に使えるものが多い反面、パワー不足や壊れやすいといった評価も聞かれます。
そのため最初は専用のドッグフードクラッシャーを試してみて、不満が出てきたら似たような大きさに破砕できる調理用機器の転用を考えるのがおすすめです。

ドッグフードを砕く際の要注意ポイント

最後に改めて、ドッグフードを砕く際に絶対に忘れてはいけない要注意ポイントをおさらいしていきます。

ここで挙げる問題点はすべて愛犬の健康に直結するため、必ず目を通しておくようにしてください。

一度でも使われたコーヒーミルは転用しない!

コーヒーの成分であるカフェインは犬が摂取すると嘔吐・下痢・失禁・落ち着きがなく動き回る・脈が早くなるといった症状が現れます。

そのまま症状が進行すると不整脈やけいれんを起こし命に関わる事態となることから、飼い主にはきわめて慎重な配慮が求められます。

ドッグフードを砕く道具にコーヒーミルを選択する際は、絶対に未使用品を使うようにしてください。

よく洗ったとしても微小にカフェインが残っていれば中毒症状を引き起こすリスクがあります

中古のコーヒーミルも同様の理由で使用は避けましょう。

またカフェインはコーヒー以外のお茶類やココア、チョコレートやグミなどにも含まれます。

直接与えないのは当然ですが、念のため茶器やお菓子の容器なども犬の触れない場所に収納しておくようにしましょう。

また最近は「カフェインレス」や「デカフェ」をウリにした飲料が人気ですが、これらの製品はあくまでカフェインを通常よりも軽減しているだけでゼロにしているわけではないので特に注意してください。

砕いたドッグフードはすぐ使い切り保存しない!

砕いたドッグフードの劣化は想像よりもずっと早く進行します。

数日ぶんのフードをまとめて砕いて保管するのは非常に危険な行為と言えます。

「朝にその日のフードをすべて砕いておいて夜までに食べ切る」というくらいなら問題が起こる可能性は低いかも知れませんが、それでも推奨はできません。

特に湿気の多い時期はドッグフードの管理にもいつも以上に気を配り、フードは与える直前に砕くことを心掛けましょう。

砕き過ぎた粉末状のフードを与えない!

砕き過ぎて粉末に近い状態になったフードは犬にとって逆に食べにくいものとなります。

無理に食べようとしてむせてしまったり鼻に入ってしまうこともあるので、砕いたフードを初めて与える際には愛犬の食べ方をよく観察しておきましょう。

もし砕き過ぎて食べるのに苦労しているようなら食事の途中でも一旦お皿を下げて、改めて作り直すのが賢明な判断です。

時間がないならお湯を加えてペースト状にしてしまうのも一つの対策となります。

デンタルケア(歯磨き)はしっかり行う!

砕いたドッグフードは歯間に詰まりやすくなります。

大きな欠片を取り除いても微細な粉が歯茎などに残ってしまい歯周病の原因となることもあるので、デンタルケアはより入念に行うようにしましょう。

もし愛犬の口臭が強くなってきたように感じた場合には高確率で歯磨きが上手くいっていない証拠と言えます。

既製のドッグフードに手を加えると、どうしても想定外のトラブルは起こりやすくなります。
犬にとって有害な物質や危険を伴う要素については徹底的に知識を高めておき、万が一何か問題が起こった際には速やかに砕いたフードの使用を中止して獣医に相談するようにしましょう。

ドッグフードを砕く方法と効果のまとめ

ドッグフードを砕くことを検討しているなら、まず以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 使う道具によって手間が大きく変わる
  • 適切な大きさに砕くには慣れと知識が必要
  • 問題が起こったらすぐに止める

素早く楽にドッグフードを砕きたいならフードプロセッサーのような調理器具を利用するのが一番です。

しかしスピードを重視するとフードを愛犬に合った適切な大きさに調整することは難しくなるため、作業効率と効果のバランスを見ながら道具選びを進めることが大切になるでしょう。

目的とやり方さえ明確なら、道具自体は100円ショップで購入したものでも十分に機能します。

またドッグフードを砕くことによる弊害もしっかりと認識して、愛犬を悲しい目に遭わせることがないようにくれぐれも注意してください。

ドッグフードを砕くのは愛犬に楽をさせるためのはずです。
自分の手間を惜しんで愛犬に迷惑をかけては本末転倒なので、まずはしっかりと愛犬の状態に向き合いながら改めてドッグフードを砕く必要性について考えてみるようにしましょう。
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