世の中にはたくさんのドッグフードランキングがあるものの、そのすべてが信頼できるとは限りません。
中には、参考にすべきでない大嘘ばかりが書かれたドッグフードランキングも残念ながら存在します。
▽監修者付きステマなしの本当のドッグフードランキングは下記でご紹介しています。
信頼性の薄いランキングを掲載しているサイトの特徴
ドッグフードランキングの中には、信頼性の薄い、参考にすべきでないものも残念ながら存在します。
そこで以下に、注意が必要な信頼性の薄いランキングを掲載しているサイトの特徴を紹介しています。
監修者をつけていない・誰が発信している情報なのかわからない
監修者の名前が書かれていない、誰が発信しているかわらかないドッグフードランキングには注意が必要です。
専門知識のない人が、何の根拠もなく発信しているランキングである可能性が高いです。
監修者不明のランキングは、内容の正確性が保証されていません。
一方で、ドッグフードランキングを掲載しているサイトの中には、監修者の名前や資格の有無を明記していないものもたくさんあります。
情報の発信者が明確でないドッグフードランキングを参考にするのは避けましょう。
レビューコンテンツがない
レビューコンテンツが一切ないサイトのランキングも、信頼性に欠けます。
実際に使用せずして商品の良し悪しを判断することはできません。
にも関わらず、レビューや使用感の情報が一切ないランキングサイトも世の中にはたくさんあります。
実際に使った様子が一切書かれていないサイトに掲載されているドッグフードランキングを、参考にするのはおすすめできません。
アフィリエイト商品しか掲載していない
ドッグフードランキングに、アフィリエイト商品しか掲載されていない場合も注意が必要です。
アフィリエイトというのは、サイトに貼った広告経由で商品が購入されると、サイトの運営者が報酬を得られる成果報酬型の広告のことです。
アフィリエイト商品しか掲載されていないランキングは、売り上げばかりを優先して作成された可能性があります。
本当に良い商品を紹介しているとは限りません。
特に、ページ内にアフィリエイトリンクがたくさん貼られているサイトは要注意です。
アフィリエイト商品以外も掲載されたランキングを参考にしましょう。
アレルギーやライフステージを考慮せず特定のドッグフードをおすすめしている
愛犬のアレルギーの有無やライフステージを考慮せず、特定のドッグフードばかりをおすすめしているサイトにも注意が必要です。
健康状態やライフステージによって、合うドッグフードは変わります。
すべての犬に同じドッグフードをおすすめしているのは、アフィリエイト同様売ることだけを目的に作られたランキングの可能性があります。
ドッグフードランキングの大嘘に騙されないためのポイント
ドッグフードランキングの大嘘に騙されないために、注意すべきポイントを以下にまとめました。
騙されないためにも、ぜひチェックしてみてください。
ランキングの作成基準を確認する
ランキングの中身を見る前に、作成基準を確認しましょう。
作成基準を見れば、公正に作られたランキングであるかどうかがわかります。
中には、ランキングの作成基準が書かれていないサイトも存在します。
作成基準が書かれているのはもちろんのこと、その内容に納得できるランキングを参考にしましょう。
専門家の意見が反映されているか
ワンちゃんの専門家の意見が反映されているかどうかも、チェックすべきポイントです。
ドッグフードであれば、獣医師やペット栄養管理士資格取得者、ペットフーディストなどが専門家に該当します。
ランキングの作成に、専門家の監修がついているかを確認するのも有用です。
定期的に更新されているか
ドッグフードランキングに限らず、定期的に更新されているページのほうが情報の信頼性が高い傾向にあります。
新しいより良い商品が出たとしても、更新されていないページにその情報が反映されることはありません。
一方で、最終更新日が数年前であっても、検索結果の上位に表示されることがあります。
複数のランキングを比較してみる
複数のランキングを比較すると、情報の偏りを減らせます。
自分が良さそうだと思うランキングをいくつか見てみるのも、騙されるのを防ぐのに有用な方法です。
特に、良いランキングには共通点がたくさんあります。
口コミやレビューの真偽を見分けるポイント
印象操作を目的に、偽の口コミやレビューが掲載しているサイトも存在します。
偽の意見に騙されないためにチェックすべきポイントを、以下にまとめました。
口コミは引用元を掲示しているか
引用元の明記がない口コミを、参考にするのはおすすめできません。
どこで発せられた口コミなのかが一目でわかる引用元の記載は、情報の信頼性に直結します。
公式サイト、あるいはSNSからの引用など、情報の出所がわかる口コミのほうが信頼に値します。
引用元が書かれた口コミを参考にしましょう。
ポジティブとネガティブな口コミのバランスはどうか
ポジティブな口コミとネガティブな口コミのバランスの確認も、情報の信頼性を判断するうえで重要な視点です。
極端にどちらかに偏っている場合、注意が必要です。
特に、良い評価ばかり書かれているサイトは、ステルスマーケティングの可能性があります。
良いものと悪いもののバランスが取れた口コミを参考にしましょう。
特定の言い回しに注意
特定の、宣伝的な言い回しが多用されている口コミには注意が必要です。
その手の口コミは、業者やその商品を売りたいサイト運営者が自作したものである可能性があるためです。
具体的には、「最高」・「絶対おすすめ」・「買わなきゃ損」などの言葉が頻繁に使われている口コミを参考にすべきではありません。
もちろん、本当に良いと感じた人がおすすめしている可能性もありますが、過度に宣伝的な言い回しが多い口コミは疑ってかかりましょう。
実際の使用状況がわかるレビューや口コミが掲載されているかどうか
実際の使用状況が詳しく書かれている口コミは、信頼性が高いです。
具体的なエピソードや使用前後の写真などがある口コミを、参考にするのがおすすめです。
もちろん、商品を企業から提供され宣伝をお願いされているケースもあるので、それだけで信頼できる口コミと判断することはできません。
ただ、実際の使用状況がわかる口コミのほうが情報も多く、参考になる傾向にあります。
ステルスマーケティングとドッグフードランキングの関係
令和5年10月1日以降、ステルスマーケティングは景品表示法の違反行為に加わりました。
特定の商品の口コミを宣伝と気づかれないよう発信することは、ステルスマーケティングに該当する違法行為です。
そのため、現在はステルスマーケティングをするサイトはほぼなくなりつつあります。
ただ、企業からの依頼を受け、自社製品を上位表示してほしいという要望に応えた作為的なランキングを掲載しているサイトは未だ存在します。
見る側が、情報の信頼性を見極める目を養う必要があります。
ランキングに頼らないドッグフードの選びの基準とコツ
ドッグフードを選ぶ際、ランキングを参考にする人は多いと思います。
ただ、最適なドッグフードを選ぶのに、ランキングが必須というわけではありません。
愛犬の体質や好みを一番理解しているのは、飼い主である「あなた」です。
その点に自信を持ち、飼い主だからこそ知っている愛犬の好みや体質に合ったドッグフードを自分なりの基準をもって選びましょう。
一方で、良さそうなドッグフードひとつひとつの詳細を自分で調べるのは大変です。
不正なランキングであっても、成分や対象犬種、年齢などに虚偽の情報が意図的に書かれていることはまずありません。
ランキングを信頼しすぎず、必要で信頼できる情報のみを抽出して上手に活用することも大切です。
以下に、ランキングに頼らずにドッグフードを選ぶ際のポイントやコツをまとめました。
選び方①:成分詳細を確認する
ドッグフードを買う前には、成分表詳細をしっかり確認しましょう。
毎日食べるドッグフードの品質は、愛犬の健康に直結します。
良質な原材料が使われているかをしっかり確認し、愛犬に合ったものを選んであげましょう。
限りなく肉食に近い犬の健康には、たっぷりの良質なたんぱく質の日々の摂取が欠かせません。
添加物が多く使用されているドッグフードにも注意が必要です。
良質なたんぱく質がたっぷり使われているかや、余分な添加物が入っていないかなどの情報は、成分表を見ればすぐわかります。
選び方②:対象犬種や年齢に適したものを選ぶ
愛犬の年齢や犬種によって、最適なドッグフードは変わってきます。
ライフステージや犬種、さらに言うなら愛犬の体質に合ったフード選びが大切です。
小型犬や超小型犬の場合、専用で作られたドッグフードは食べやすい工夫が凝らされていることが多いです。
また、歳とともにその犬種によって抱えがちな悩みや病気は違います。
ライフステージに合わせて、犬種ならではの体質により寄り添った専用ドッグフードに切り替えたほうが良いこともあります。
愛犬の今の状態にあったドッグフードを選んであげましょう。
選び方③:試供品や少量パッケージを試す
試供品や少量パッケージで愛犬に合うかを最初に試してみるのも有用な方法です。
どんなに評判が良くても、愛犬に合わなければ意味がありません。
大容量のものを最初から買ってしまうと、無駄になってしまうことがあります。
また、買ってしまったことを理由に、愛犬が食べたがらない、あるいは食べるとお腹の調子が悪くなるドッグフードをあげ続けるべきではありません。
試供品や少量パッケージがあるものを色々試してみる中で、愛犬に合うドッグフードを探すのも手です。
選び方④:専門家に直接相談する
愛犬を飼う中で出会った、自分が信頼できると感じるかかりつけ医や栄養管理士資格取得者、ペットフーディストなどにどのドッグフードが良いか相談してみるのもおすすめです。
実際に愛犬の犬種や年齢、体質を知っている専門家の意見は非常に参考になります。
特に、アレルギーや病気などを抱えている子の場合、自己判断でドッグフードを選ぶのはおすすめできません。
また、アレルギーにはなっていないものの、予備軍とも言える、グレインやグルテンなど特定の食材の消化が苦手な子もいます。
ドッグフードランキングの大嘘まとめ
ドッグフードのランキングサイトは、信頼できるものばかりではありません。
監督者やレビューが一切ないもの、アフィリエイト商品ばかりおすすめしているランキングには注意が必要です。
また、アレルギーや年齢に配慮することなく同じドッグフードばかりをおすすめしているランキングを参考にするのもおすすめできません。
おかしなランキングに騙されないためには、作成基準や専門家の監修の有無、さらに、定期的に更新されているかを確認するのが有用です。
最初からひとつにしぼらず、複数のランキングを比較してみるのも手です。
口コミについても、ポジティブとネガティブのバランスが悪いものや、特定の言い回しの多用は信頼性を疑うべきです。
愛犬のことを一番理解しているのは飼い主です。